ごはん便り

身近に手に入る食材を使って、気軽に作れるおうちごはん

蕪と鶏肉のミルク煮

蕪と鶏肉のミルク煮

クセがなく柔らかい蕪(かぶ)は煮過ぎないのがポイント。短時間で柔らかくなるのでシチューも手早く作れます。鶏肉の旨みとミルクの風味がじんわり蕪に染みた、優しい美味しさのヒトサラです。

材料(2人〜3人分)

  • 鶏もも肉      200g〜250g
  • かぶ        約300g(皮を剥いて約180g)
  • 玉ねぎ       1/3〜1/2個分(80g〜100g)
  • 人参        30g〜50g
  • きのこ類      30g〜50g
  • 白ワイン      50ml
  • 水         150ml
  • コンソメ又はブイヨン1個
  • ローリエ      1枚
  • バター       8g〜10g
  • 小麦粉       大さじ1,5〜2
  • 牛乳        300ml
  • 塩コショウ     少々

作り方

  1. 鶏もも肉は一口台にカットし、塩コショウをまぶしておく。バターは電子レンジに数秒かけ柔らかくし、小麦粉を加えて混ぜ合わせておく。
  2. 蕪は皮の内側にしっかり目の筋があるため、皮を厚めに剥き(1個80〜100g程度の小蕪であれば皮を剥かなくても良い)一口台にカットしておく。玉ねぎはスライス、にんじんも薄めにスライスしておく。きのこ類はヘタを取り除き小房に分けておく。
  3. フライパンを熱し、①の鶏肉を皮を下にして焼き、両面きつね色になるまで焼き付ける。
  4. ③にニンジンと玉ねぎを加えて炒め、玉ねぎの色が変わってきたら白ワインを加えて少し煮詰める。
  5. 白ワインが煮詰まってきたら蕪・水・コンソメ又はブイヨン・ローリエを加えて中火にかけ、煮立ってきたら弱火にして蓋をして10分程度煮る。(カブは煮過ぎると崩れやすくなるので長時間煮込まない)
  6. 10分程度煮て具材が柔らかくなったら①で混ぜ合わせておいたバターと小麦粉を少しづつ加え、とろみ具合の様子を見ながら混ぜていく。ある程度とろみが付いたら牛乳を加えて極弱火にかけ(牛乳は沸騰するとタンパク質が分離してもろもろとした状態になるので火加減には注意!)ごく軽くふつふつとしてきたら火を止め、味をみて塩コショウで味を整えて出来上がり。

捨てないで!蕪の皮も美味しく再利用

厚く剥いたかぶの皮も美味しく再利用できます。皮表面の数ミリ下に硬めの繊維質のスジがあるので、その繊維を断ち切るように斜め細切りにし、きんぴらやピクルス、味噌汁やスープの具材にして美味しくいただけます。

蕪の皮の和風ピクルス

蕪の皮と油揚げの味噌汁

蕪は皮の数ミリ下にしっかり目の繊維質の筋があるため、中サイズより大きめの蕪の場合、皮は厚めに剥いてから使います。小蕪を使う場合は、筋が硬くないので皮を剥かずにそのままカットして使えます。

小麦粉でとろみを付ける場合、出来立ては粘度が少なくさらっとしていることが多いのですが、少し時間が経つとしっかりとろみが出てきます。なので、煮汁がサラサラしているからと小麦粉を入れ過ぎると、後でボタっとした状態になる場合があります。出来てから少し時間をおいて召し上がる場合は、出来上がりは少しさらっとしているくらいがちょうど良いように思います。