ごはん便り

身近に手に入る食材を使って、気軽に作れるおうちごはん

鶏と大根の旨煮

鶏と大根の旨煮

出汁の味がよく染みた大根の煮物は秋冬のご馳走ですね。竹串が通るまで下茹でした大根に、表面をこんがり焼き付けた鶏肉を加えて煮ているので、大根だけでなく鶏肉も美味しく召し上がれます。小さなお子様からシニア世代の方までみんなに喜ばれるヒトサラ。

材料(3人〜4人分)

  • 鶏手羽元      5本〜6本(250g程度)
  • 鶏もも肉      1枚(250g〜300g)
  • おろし生姜     小さじ1
  • 酒A         小さじ2
  • 塩         小さじ1/3
  • 大根        600g(10cm〜15cm)
  • 人参        1/2本(100g程度)
  • きのこ類      50g〜80g
  • 小松菜       1/2把
  • 水         400ml
  • ほんだし      2g(小さじ1/2)
  • ⭐︎砂糖       小さじ2
  • ⭐︎酒B        大さじ1,5
  • ⭐︎醤油         大さじ1,5
  • ⭐︎みりん        大さじ1,5

作り方

  1. 鶏もも肉は食べやすい大きさにカットし、鶏手羽元と共にボウルに入れ、おろし生姜・酒A・塩を加えて揉み込んでおく。
  2. 大根は皮を剥き、縦半分に切って2cm程度の幅の半月切りにする。(面倒でなければ面取りをすると綺麗に仕上がります。時間がなければしなくても構いません)にんじんは皮を剥いて7mm程度の輪切りにする。きのこ類は石づきを取り除き、小房に分けておく。小松菜は洗ってさっと茹で、4cm程度の幅にカットしておく。
  3. 鍋を熱し、サラダ油(分量外)少々を馴染ませたら①の鶏肉を皮を下にして加え、両面こんがり焼き目をつけ、取り出しておく。(中は生の状態で良い)
  4. ③の鍋に残った油はキッチンペーパーなどで軽く拭き取り(コゲは旨味なので取らず、鶏から出た脂だけ吸い取る)大根と水、ほんだしを加え強火にかける。煮立ってきたら火を弱め、アクを取り除き蓋をして、大根に竹串が通るくらいまで20分〜30分煮る。
  5. 大根がある程度柔らかくなってきたら、両面焼き付けた鶏手羽元と輪切りにしたニンジン、⭐︎印の調味料の砂糖を加え、5分煮て、更に残りの調味料と両面を焼き付けた鶏もも肉を加えて10分程度煮る。(こってりした仕上がりが好みであれば、蓋をとって火を少し強めてお好みの濃度まで煮詰めると良い)
  6. 大根がしっかり柔らかく煮えて全体が馴染んだら、きのこ類を加えざっと混ぜ、火を止めて蓋をしたまま暫く置く。(煮物は温度が下がる時に具材に味が染み込んでいくので、調味料を加えて暫く煮たらいったん火を止め室温に置き、粗熱が取れてから温め直すと味が染みて美味しくなる)
  7. 食べる時に再び温め直し、器に盛り付けて②の茹でた小松菜を添えていただく。お好みで七味などをかけても美味しい。

大根やニンジンの皮や面取りした部分は、捨てずに細切りにしてきんぴらや味噌汁の具にすることをお勧めします。おかずを1品増やせて生ゴミを減らすことができますよ。

鶏肉を鍋でこんがり焼き目をつけてから煮込んでいきますが、鍋によっては鶏肉が引っ付いてしまう場合があります。そういう性質の鍋であれば、テフロン加工のフライパンで鶏肉にこんがり焼きめをつけてから、大根を煮ている鍋に加えるようにしてください。