ごはん便り

身近に手に入る食材を使って、気軽に作れるおうちごはん

鶏手羽肉で手軽に作れる ローストチキン

鶏手羽肉で手軽に作れる ローストチキン

「ローストチキンは難しいから作るのは無理!」と思っていませんか?オーブンで1時間半〜2時間掛けて丸鷄一羽を焼くのはードルが高くても、手羽肉を使えば約30分でこんがり美味しいローストチキンが出来上がります。ハーブの効いたブライン液(調味液)に漬け込んで焼くだけなので、実はとっても簡単に作れるんです。

材料(2人分)

  • 鶏手羽先・手羽元        10本程度(500g〜600g)
ブライン液(ブライン液とは 下記参照*1
  • にんにのくスライス       ひとかけ分
  • ローリエ            1枚
  • オレガノ            小さじ1/4〜1/3程度 
  • 胡椒              少々 
  • レモンの皮すりおろし(あれば) 1/2個分   
  • 水               200ml
  • 塩               小さじ1
  • 砂糖              小さじ1

作り方

  1. 鶏の手羽先は、手羽はしが付いているものを使う場合は、爪のように出ている部分はキッチンバサミなどで切っておく。(爪の部分が当たってビニール袋が破れやすい為)

  2. ビニール袋又はジップロックに手羽先・手羽元以外の全ての材料を入れ、塩と砂糖が溶けたら鶏手羽肉を入れて空気を抜くように口を縛り、冷蔵庫で6時間〜ひと晩寝かせる。

  3. 焼き始める前に、オーブンであれば200度に余熱をかけておく。オーブントースターもあらかじめ加熱して余熱をかけておく。
  4. ②の水気を切ってキッチンペーパーで拭き取り、オリーブ油少量(分量外)ををまぶし付け、クッキングシート又は油を塗ったアルミ箔を敷いた天板に並べ、200度で25分〜30分程度、こんがりきつね色になるまで焼く。(オーブントースターで焼く場合は途中で焦げ過ぎないように気をつけ、必要であれば途中アルミ箔を掛けて焼く。)途中、鶏肉から油がたっぷり出たら、刷毛で塗るかスプーンですくって肉にかけると艶が出て美味しそうに焼きあがります。
  5. きつね色に焼き上がったら、お好みの付け合わせと共に盛り付ける。

焼いた天板には旨味の素である肉汁がこびり付いています。時間があれば、そのまま洗い流したり捨てたりせずに、熱湯を少量加えてふやかし、ヘラでこそげて、少量のバターや塩胡椒で味を整えると、いわゆるグレービーソースになります。お肉にかけたり、付け合せのマッシュポテトに掛けて楽しめますよ。次で紹介するスープに加えても美味しくいただけます。

残った骨で作る美味しいスープ

骨つき肉を頂いた後に必ず残ってしまう骨、そのまま捨てるなんてもったいない!骨にはまだ旨味がたっぷり残っています。コトコトッと煮て美味しいスープにしていただきましょう!

  1. 鍋に食べ終わった骨と水をかぶるくらい入れ、蓋をしてコトコトと弱火で20分程度煮る。
  2. 別の鍋に①をざるで漉しながら入れ、キャベツや人参・きのこ類など、お好みの具材を加えて具材が柔らかくなるまで煮る。味を見て足りなければコンソメ又は塩を少々足し、胡椒を振って出来上がり。

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*1:

ブライン法と言い、水・塩・砂糖を混ぜ合わせた液体に肉を漬け込む方法です。欧米では昔から、肉や魚を美味しく保存する方法として、ブライン液に漬け込むという方法が取られていて、「魔法の水」とも呼ばれています。