そこで、簡単なひと手間でプリップリでジューシーな絶品料理に大変身させてしまう裏技をご紹介しましょう!
そもそも、鶏むね肉はなぜパサつくの?
鶏むね肉の肉質はもも肉に比べて脂肪分が少なく、代わりに水分の含有量が多いと言われています。その水分量の多いむね肉を、そのままもも肉と同じように加熱調理すると、水分が抜けてしまいどうしてもパサついてしまいます。
ではどうするか?
そう、水分が抜けないようにすればいいんです!
片栗粉や小麦粉でガードする?それもそれも一つの方法です。
でも、もっとぷりぷりとしながら柔らかくジューシーな肉質にする方法があるんです。
それは、ブライン法(brine 塩水に浸す)という方法です。
ブライン法とは
ブライン法とは、ブライン液と言われる水・塩・砂糖を混ぜ合わせた液体に肉を漬け込む方法です。欧米では昔から、肉や魚を美味しく保存する方法として、ブライン液に漬け込むという方法が取られていて、「魔法の水」とも呼ばれています。
ブライン液を作ってお肉をブラインしてみよう!
材料
- 水 250ml
- 塩 小さじ1/2
- 砂糖 小さじ1/2
- にんにく すりおろし1/2〜1かけ分
- 鶏胸肉 450g〜600g
作り方
- 容器に全ての材料を入れよく混ぜる。
- お好みの肉・魚など、450g〜600g程度を食べやすい大きさに切って加える。
- ②を2時間〜6時間漬け、調理する直前にブライン液から出し、水気を切って使う。
いかがですか?この一工夫だけで、プリプリでジューシーな鶏胸肉料理を味わっていただけます。鶏胸肉だけでなく、牛・豚・鶏・魚、どれでも活用できます。お好みのハーブを液に加えると風味が良くなりこれもお勧めです。また、にんにくを抜いて水・塩・砂糖のみで漬け込むと、和食にも合わせやすくなります。
今回ご紹介したブライン液の塩と砂糖の濃度はかなり低めになっています。丸鶏を漬け込んでローストチキンにする時や手羽先など皮で覆われた骨つき部位などを使う場合は、塩と砂糖は濃度高めにして漬け込んでいます。