地中海沿岸が原産のブロッコリーはキャベツの仲間で、イタリアで品種改良された栄養豊富な緑黄色野菜です。一般的には花蕾(からい)といわれるつぼみの部分を食べる事が多いと思いますが、捨てられてしまうことの多い茎の部分や枝の部分も栄養分が豊富で美味しくいただく事が出来ます。
材料(ブロッコリー1個分)
- ブロッコリー 1個
- 塩 2〜3g程度(小さじ1/2程度)
- 水 300ml程度
※使用する鍋は内径17cmのものを使用しています。
ブロッコリーの茹で方
- ブロッコリーは水で洗い、花蕾の部分をひと房ごと茎から切り落としていく。
- 鍋は大き過ぎず、ブロッコリー1個が丁度収まるくらいの大きさのものを用意し、(我が家ではブロッコリー1個に対し内径が17cmの鍋を使用しています)茎を鍋に入れたら花蕾部分を軸を下にして敷き詰めていく。(大き目の房を先に置いていき、小さめのものは隙間にはめていく感じで埋める)枝と葉もあれば隙間に入れるか敷き詰めたブロッコリーの上に乗せる。
- 全て敷き詰められたら塩と水を加え、(蒸し茹でにするので、水の量は鍋に敷き詰めたブロッコリーの半分位の水位があれば充分)蓋をして強火にかけ、沸騰してきたら弱目の中火にし、蓋をしたまま4分加熱する。
- 沸騰してから4分経ったら蓋を開け、すぐにブロッコリーをザルにあけてうちわで30秒〜1分ほど扇いで粗熱をとる。(ブロッコリーの茎の部分が太めの場合、花蕾の部分をザルにあけた後、茎だけ更に1〜2分湯でても良い。)
どうする?ブロッコリーの茎の部分
ブロッコリーの花蕾が付いている太い茎はどうしていますか?中にはいつも捨てているという方もおられると思いますが、ブロッコリーの茎には外皮に硬い繊維の部分があり、食べにくいのですが、その部分を取いた芯の部分は歯ごたえも良く、房の部分に負けないくらい栄養がたっぷり含まれています。
刻んでサラダやスープの具材、きんぴらや煮物などにすると美味しいので、「今まで茎は捨てていた」という方は今度ブロッコリーを買われる事があったら色々挑戦してみてはいかがですか?
ちなみに、我が家では家族のうちの1人はブロッコリーが苦手で房の部分は食べませんが、この茎の芯の部分を刻んで料理に混ぜて出すと気付かずに食べてくれます。
茎の外皮の繊維状の内側に切り込みを入れ、手前に引っ張ると硬い繊維が取り除けます。
外皮を剥いたら、細切りや輪切りなどお好きな形にカットして色々色々使えますよ!
ブロッコリーを茹でた後の茹で汁には旨みと栄養が詰まっています。スープや煮物などに加えて有効活用しましょう。