ごはん便り

身近に手に入る食材を使って、気軽に作れるおうちごはん

爽やかハーブ ディルの保存法

爽やかハーブ ディルの保存法

魚料理、とりわけ鮭との相性が抜群の爽やかな香りを持つハーブ「ディル」は、お料理に加えるだけでワンランク上の仕上がりになるスグレもの。そんな賢いハーブ・ディルの手軽な使い方や保存法などお伝えしましょう。

ディルって?

「ディル」はセリ科の植物で、甘みのある爽やかな香りが特徴の魚料理にとても相性が良いハーブです。魚料理の他に、サラダやマリネ、ピクルスに加えたり、オムレツや卵サラダなどの卵料理、ホクホクのじゃがいもに加えるのもおすすめです。

 

ディルの歴史

「ディル」は和名を「イノンド」と言い、地中海沿岸の南ヨーロッパからイランなどの西アジア、インドなどの南アジア地域が原産のハーブです。その歴史は古く、紀元前から、食用だけでなく医療や魔除けや魔術など、さまざまな用途で人々は暮らしに役立ててきたようです。現在はアメリカ・アジア・ヨーロッパ・北アフリカと、広い地域で栽培されています。

どこで手に入る?

ディルは規模の大きめのスーパーマーケットや、こだわりの食材も置いているようなスーパーマーケットなどのバジルやパクチー、パセリを置いている野菜コーナーの生ハーブ売り場で売られていることが多いです。あとは、産直市場や有機野菜を扱うお店で置いている場合もあります。もし手に入らなければ、ドライハーブを扱っているお店でドライハーブとして販売されている場合もあります。(2024年1月時点で、我が家の近隣のカルディでは販売していました)もちろん生のディルの葉は香りも良くおすすめですが、ドライタイプのディルでもハーブの香りがしっかりするので手軽に使えて便利ですよ。

 

ディルの保存法

ディルは買ってきたパックのまま置いておくと数日で萎びてしまいます。買ってきたらサッと洗ってキッチンペーパーで包み、根本あたりを少し水で濡らして買ってきた時のパックや保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室に立てて入れ、保存します。こうして保存しておくと、買った時は少し元気が無い様子のディルもパリッと元気に蘇ります。包んでいるキッチンペーパーはできれば毎日、面倒でも数日に一度は新しいものに取り替えましょう。

ディルを使って美味しくアレンジ

何といってもシーフードとディルは鉄板の組み合わせですが、オムレツなどの卵料理やピクルスなどの野菜料理に使うのもおすすめの組み合わせ。ディルを加えるとグッと美味しく、おしゃれなヒトサラになりますよ。

牛乳で美味しい 鮭のムニエル レモンクリームソース

牛乳で美味しい 鮭のムニエル レモンクリームソース

生クリームがない!そんな時でも家にある材料で手軽に作れるクリームソースです。木の子の旨味にバターのコク、牛乳の風味が合わさって、重過ぎずさっぱり美味しいソースになりました。ハンバーグやポークソテーのソースにもおすすめです。

鮭のクリームコロッケ

鮭のクリームコロッケ

クリームコロッケを作るなら焦りは禁物。フィリング(中身)を作ったら、しっかりじっくり冷やします。サクサクの衣をかじると具材たっぷりのホワイトソースがトロリと美味しい、おもてなしにもぴったりな、ごちそう感のあるコロッケです。

ディルとチーズのスクランブルエッグ

ディルとチーズのスクランブルエッグ

ふんわり美味しいスクランブルエッグにするコツは火加減にあり!甘く爽やかなディルの風味とバターのコク、チーズの塩味と旨味が溶け合って絶品のスクランブルエッグが出来上がります。生のディルの葉が手に入ったら是非お試しください。

ハーブ香るさっぱりピクルス

ハーブ香るさっぱりピクルス

食べやすく切って調味料に漬けるだけだからとってもカンタン!お肉やお魚の付け合わせに、サラダのトッピングにといろいろ便利に使えます。

塩からジャーマンポテト

塩辛ジャーマンポテト

塩辛とバターのコクと旨みで文句なしの美味しさ!じゃがいもとバター・塩辛を炒め合わせるだけで作れる、お酒のアテにぴったりの抱えて食べたいくらい美味しい一品です。