ゴーヤには夏のカラダに嬉しい栄養がいっぱい
熱帯が原産のゴーヤは、夏の暑さに負けないカラダを作るための栄養がたっぷり含まれていて、暑い季節には積極的に摂っていただきたい緑黄色野菜です。
でも、悩ましいのはその苦味。多くの方は、苦味を和らげるために茹でたり塩揉みしたり水に晒したり、という下ごしらえをされているのでは無いでしょうか?
ですが、この下ごしらえでどうしても栄養分はある程度逃げてしまいます。
「栄養は摂りたいけど、出来れば苦みは抑えたい」という方
炒めるだけで苦味がマイルドになって美味しく召し上がれる調理法があるんです!
調理法といっても、特別な事は何もありません。ごくごく普通に具材を炒めるだけなんですが、この炒める具材がポイント。
「脂の乗った豚バラ肉とゴーヤを炒める」
ポイントはこれだけです。あまりに普通すぎて拍子抜けしそうですが、ゴーヤは多めの油分と合わせて調理する事で苦味を感じにくくすることが出来ます。
これは実験などの科学的な知見ではなく、私の経験則によるものですが、豚バラなどの油分多めの食材と合わせて調理したり、天ぷらなどの揚げ物にしたりすると、強い苦味が抑えられ、ほのかな苦味になり美味しく食べることが出来るんです。
※苦味は低減しますが、ゼロになるわけではありません。「少しでも苦いのは嫌!」と思われる方は下ごしらえをしてお作りください。
前置きが長くなりましたが、騙されたと思って脂の乗った豚バラを使って、下ごしらえしないで作った栄養たっぷりのゴーヤチャンプルーを是非一度味わってみてください。
材料(2人分)
- ゴーヤ 1/2本(100g〜150g程度)
- 豚バラ肉 100g
- 木綿豆腐 1/2丁(150g程度)
- 玉ねぎ 1/4個程度
- 溶き卵 1個分
- ⭐︎酒 大さじ1
- ⭐︎みりん 大さじ1
- ⭐︎麺つゆ(2倍濃縮) 大さじ1
- ⭐︎醤油 小さじ1
- ごま油 大さじ1
- 鰹節 適量
作り方
- 木綿豆腐はキッチンペーパーなどに包んで重石になるものをのせて水切りをする。またはレンジに1分〜2分かけて水切りする。水切り後食べやすくカット又は手でほぐす。
- ゴーヤは縦半分に切り、ワタを取り除いて7mm〜1cmの厚みにカットする。豚バラは食べやすい大きさにカット、玉ねぎも5mm程度にカットしておく。
- フライパンを熱し、ごま油を加えて①を軽く焦げ目がつくまで両面焼き付ける。
- 焼き付けた豆腐は取り出しておく。空いたフライパンに豚バラを入れ色が変わるまで炒める。(出てきた油は取り除かずそのまま使う)玉ねぎを加え、豚バラから出てきた油でさっと炒め、さらにゴーヤを加えて炒める。
- 全体に火が通ったら取り出しておいた豆腐を戻し、更に⭐︎印を加えて炒め合わせ、溶き卵をまわしかけてざっと炒めたらお皿に盛り付け、胡椒と鰹節を散らして出来上がり。
いかがですか?作り方は至って普通ですよね?豚バラから出て来た油でゴーヤを炒めると不思議と適度にマイルドな苦味になって美味しく出来上がります。みりんを加えてほんの少し甘めにしていますが、これはお好みで省いていただいても構いません。
苦いゴーヤの見分け方
ゴーヤの苦さは見た目である程度見分けられるというのをご存知ですか?
ゴーヤの表面を覆っているイボイボが細かい方が苦味が強いんだそう。
一方イボイボが大きめだと苦味は比較的穏やかだということです。
買うときには大きさや色艶だけでなく、表面のイボイボの細かさもよく観察して買った方が良さそうですね!